Evolutionのライブ・ファンタンは、中国の伝統遊びに新たな命を吹き込んだライブゲーム。
プレイヤーは、ビーズを4つずつ丁寧に分けていく儀式のような動きを、くっきりしたHD映像で体感できる。
インターフェースは今風。ゲームの芯には歴史がある。この組み合わせがクセになる。

• 目標：合計が「9」に近い手札を作る。2〜9のカードは数字通り。Aは1、10と絵札は0。合計が13でも最後の一桁「3」で計算される。
• 立場：「プレイヤー」と「バンカー」に分かれて賭ける。引き分けにも賭けられる。
• 配札：両サイドに2枚ずつ配られる。必要なら3枚目が出る。
• 3枚目ルール：
  • 最初の2枚でどちらかが「8」または「9」なら、それ以上引かない。
  • プレイヤーが「5」以下なら3枚目を引く。「6」「7」なら引かない。バンカーは相手の動き次第で変わる。
  • プレイヤーが3枚目を引いた場合、バンカーの判断は以下の通り：
    • バンカーが「0～2」→常に引く
    • バンカーが「3」→プレイヤーが「8」なら引かない
    • バンカーが「4」→プレイヤーが「2～7」なら引く
    • バンカーが「5」→プレイヤーが「4～7」なら引く
    • バンカーが「6」→プレイヤーが「6」「7」なら引く
    • バンカーが「7」→引かずに立つ
• 勝敗：合計が9に近い方が勝ち。引き分けなら賭け金が戻る。バンカー・プレイヤーに賭けて当たれば等倍。タイなら8倍〜9倍の配当が多い。

主なバリエーション

• プント・バンコ：カジノ側がすべての賭けを管理。ルールは固定。北米とオーストラリアでよく見られる。
• シュマン・ド・フェール：プレイヤーが交代でバンカー役を務める。3枚目を引くかは自分で決める。少し戦略性あり。
• バカラ・バンケ：一人のプレイヤーがずっとバンカーを担当。3つの手札がプレイされる（バンカー用1、プレイヤー用2）。

その他のスタイル：

• ミニバカラ：低ベット向けで進行も早い
• プログレッシブ：ジャックポットが成長する形式
• スピード：とにかくラウンドが早い
• ライブディーラー：本物のディーラーとリアルタイム対戦

バカラ風なゲームもあり

1. ミニバカラ：テーブルは小さめで、ディーラーがすべて処理。テンポが速い。
2. マカオ：基本はバカラと同じだが、追加でカードを買えるのが特徴。

ちょっとした歴史ネタ

• 起源：1400年代のイタリア。「バカラ（baccara）」は「ゼロ」を意味する。
• ゼロの由来は10と絵札が0点扱いだから。
• ラスベガスでも初期のカジノで取り入れられた。
• ジェームズ・ボンドも好むゲーム。『007 カジノ・ロワイヤル』（1967年）でも登場。
• アジア圏、特にマカオでの人気は絶大。収益の柱になっている。
• 2015年、プロギャンブラーのフィル・アイヴィーが「エッジソーティング」で話題に。
• 過去最大勝利額：約1,000万ドル（ケリー・パッカーがロンドンで記録）。

バカラはシンプルなルール、ゆったりしたテンポ、歴史の深さがあって、今でも世界中のカジノで根強い人気を持っている。