PAGCOR Phillipine casino license

フィリピンのカジノ収益、第4四半期に急上昇

PAGCORの最新データによると、 2022年第4四半期にフィリピンのカジノ収益が劇的に回復しました。 ライセンスを受けた施設の総収益は512億フィリピンペソ (約9億2,500万米ドル) で、 前年同期の440.5億ペソ から85%増 となりました。

Entertainment Cityでは、 City of Dreams ManilaNewport World ResortsSolaireOkada Manilaの4施設が牽引役を果たしました。テーブルゲーム、スロット、VIPサロンの各部門で売上に貢献しています。

一方、クラークの統合型リゾートは67.7億ペソ(約1億2,300万米ドル)を計上。前年同期比195%増という驚異的な成長を示しました。また、Fiestaが運営するカジノは2.1億ペソ(約380万米ドル)で、前年同期比76%増です。

PAGCORが自ら運営する施設でも48.2億ペソ(約8,700万米ドル)を記録。そのうち半分近くは23.3億ペソを稼いだスロットマシンからのもので、テーブルゲームは17.9億ペソを加算しました。VIPスロットは27万2,000ペソの赤字を出しましたが、ハイローラー向けテーブルは6.5億ペソを稼ぎ出しました。

すべてのセグメントを合計すると、2022年通年で589.6億ペソ(約10億6,000万米ドル)に達し、前年比で66%増となりました。そのうちゲーミング部門だけで550.5億ペソを占め、68%の年次成長を記録しています。

今後の見通し

PAGCORの会長アレハンドロ・テンコ氏は楽観的な見解を示しています。ロックダウンの終了とワクチン接種の進展により、客足の回復が加速しているとし、シンガポールやマカオで見られるようなパンデミック前のピークを超える可能性すらあると述べました。